毎日決まった時間に薬を飲むことは治療において重要ですが、うっかり飲み忘れてしまうことは少なくありません。
特に症状が落ち着いてきたり、長期間の服用が必要になったりすると、つい意識が薄れてしまうこともあるでしょう。
しかし、飲み忘れは治療効果に影響を与えかねません。
そこで大切になってくるのが、個人の意識に頼るだけでなく飲み忘れを防ぐための仕組みを生活の中に取り入れることです。
まず試したい方法として、毎日の生活習慣と服薬を結びつける方法が挙げられます。
「朝食後に飲む」「歯を磨いたら飲む」というように、既に習慣化している行動の直後に服薬を組み込むことで、自然と思い出しやすくなるでしょう。
薬を食卓の上や洗面所など、その行動をとる場所の目につくところに置いておくのも効果的です。
市販されているお薬カレンダーやお薬ケースを活用するのも有効な手段と言えます。
朝や昼、夜、寝る前など飲むタイミングごとに1週間分の薬をセットしておくと、飲んだかどうかが一目でわかるのです。
飲み忘れだけでなく、二重に飲んでしまうミスも防げるでしょう。
家族が服薬管理を手伝う場合にも、この方法は大変役立ちます。
近年ではスマートフォンのアラーム機能や、服薬管理専用のアプリを活用する人も増えているのが実態です。
決まった時間に音やメッセージで知らせてくれるため、外出先での飲み忘れ防止にもつながります。
アプリによっては飲んだ薬を記録したり、家族と情報を共有したりする機能が備わっているのもポイントです。
アナログな方法からデジタルな方法まで、選択肢はさまざまあります。
自分にとって続けやすく最も確実な方法を見つけることが、面倒な服薬管理を乗り切るための鍵となるでしょう。